エネルギーは一日にしてならず

最近の一般社団法人愛光流の山本代表のYouTubeをご覧になられている方はお分かりかと思うのですが、山本代表のチャンネルの内容がエネルギーのお話。少し何回かでシリーズ化されています。

もし万が一まだ視聴したことがないという方は、ぜひご覧になられてください。

清次の小部屋

エネルギーのお話。

エネルギーが足りていないことがいろいろなことの原因になっていますよ、という内容のお話です。

エネルギーが足りないことが原因の症状だったりとか、思考パターンだったりとか処方箋をお話してくださっています。

これまでぼくたちは、まじめな人ほど、ちゃんとした人ほど、きちんとしたい人ほどエネルギーを無駄に消費するようにしてきました。消費というよりは浪費に近い。そして、そのことがあまりわかっていないままに無意識的に繰り返してきているのです。

そこがまず問題だし、その問題が存在することをきちんと自分で把握することが大事だなと思います。

ほら、家計を見直そうってやるときに収入を増やすよりもまずは支出を見直して、無駄な出費なのかどうなのかを検討するじゃないですか？あれと同じです。自分がどこにエネルギーを浪費しているのかを知るのが大事だなと思います。

エネルギーを外に向ければ向けるほど浪費、消費します。エネルギーを自分に向けたら消費しません。というか使うにしても少ないです。

自分にエネルギーを向けることってあんまり得意じゃない人の方が多いと思います。しかも先ほど言ったまじめな人ほど、ちゃんとした人ほど、きちんとしたい人ほど、です。

一般的な生活、一般的な社会ではそのほうが役に立つと思われてきましたし、気が利くと思われてきました。だから、常に次のこととか、先のことを考えて、行動しています。このときって未来に対して目が向いているんですよね。未来というのは幻想で実体のないものです。それに対してエネルギーを使うわけですから大して見返りもなければ、成果もありません。リターンが低くて無駄に使っていることになります。でも、一般社会ではそれが推奨されます。だからまじめな人ほど、ちゃんとした人ほど、きちんとしたい人ほど、エネルギーを自分に向けることが得意じゃないんだろうなと思います。

ひとりになったら自分にエネルギーを向けるんだろうか？

そんなことありません。

ひとりになったらなったで、過去できごと、これから先に起こるだろう未来の不安、わざわざ思い出してエネルギーを消耗しています。

そんなことしなくても携帯電話を構ってみたり、テレビを観たり、メールをしたり、ゲームをしたり。外のできごとばかりにエネルギーを使っています。これでは自分のエネルギーが足りなくなってくるのは当然のこと。

そして、いざ誰かと話す機会があったら、自分のことばかり話してしまう。

これって、反対の方がいいですよね。

他人といるときには、その他人に注目してあげて、自分ひとりでいるときは自分に注目したほうがいい。

それなら社会生活も送ったうえで、自分のエネルギーもみつめることができるんじゃないだろうか？

これまではエネルギーを外側に向けることばかりをやってきました。

だから、ぼくたちはエネルギーを自分に向けることが下手っぴです。

下手は下手なりにどうにかしないといけません。

これまで何度も何度も繰り返し強化してきたエネルギーを外に向けることを書き換えなければならないのですから、それはそれは強い決意が必要です。

くせを直すときってけっこう時間かかりますし、くせが「また出たなぁ」って自分で見つけて、訂正して、「また出たなぁ」って見つけて、訂正して、の繰り返し。そして、そのくせが直ってしまったらわざわざ「くせ、直ったなぁ」っても思わなくもなります。

それまでは自分にエネルギーを向けるくせをつけるまでは、へこたれないでやるしかないですね。

漢字、九九、英単語、歴史の年表、サッカーのリフティング、キャッチボール、自転車に乗ること、一輪車に乗ること、逆上がり、クロールの息継ぎ、リコーダー・・・・無意識的にできるようになるまではけっこう時間がかかった。でも、できましたから。ぼくはできないものもありますけど、できる人にはできる。簡単な人には簡単にできる。

自分にエネルギーを向けることもへこたれないでやっていくしかないですね。

一緒にがんばってまいりましょう(^^)