生年月日から思うこと ~天乙貴人と辰と戌~

ホームページ内ブログ

 

「天国と地獄の門。天と地だから人非ず者として存在しているのかもしれないな?天があり地があり、そのあいだに存在するものが人間だから。そう考えると人に非ずって言うのも何だかとても興味深い」

 

先日山口に行ってきました。整体のお稽古会と四柱推命の研鑽会を兼ねて毎月1回山口には行かせていただいています。

こういったものはわたしのほうから「行きたい行きたい」と言っても請われなければいけないものでして、毎月呼んでくださる受講生さまのおかげで行くことができます。大変ありがたい。

移動は自家用車を使用しています。S先生がいつも運転してくださっています。S先生ありがとう。道中はいろんな話をします。朝が早いのでわたしはウトウトすることもあるのですが、往復約9時間の道のり。そりゃいろんな話をします。整体ありの、四柱推命ありの、風水ありの、愛光流関連のお話やリハビリ時代の話などもします。YouTubeの話なんかもします。

いろんな話をしながら山口まで移動するのですが、その中でのお話をひとつ。

 

四柱推命における神煞のひとつ 天乙貴人

四柱推命は生年月日から導き出されるものです。四柱とはその人の誕生日、年・月・日・時刻を用いて命式というものを作ります。そこから読み解くことでその人の性質や健康、結婚する時期、子どもとの関係性、パートナーとの関係性、職業など、その他さまざまなことを教えてくれます。

観方はいろいろあるのですが、中でも特殊な星があり、そのひとつが天乙貴人です。

天乙貴人とはごくごく簡単に言いますと守り神です。守り神を現す星。天乙貴人が廻ってきている時期には悪い運を最終的にはどこかへ追いやってくれますし、天乙貴人の廻ってきている時期に大きな成功をおさめることもあります。世界的な有名な方もこの天乙貴人の時期に世に出ていることが多い。もともと才能がある人だからなのでしょうが、その努力と才能が一気に花開くのも天乙貴人の協力があってこそです。

そういった天乙貴人。廻ってくる時期もあれば、そもそも命式中に天乙貴人を持っている人もいる。その人はラッキーですね。守り神に守られている人というのは天乙貴人を命式中に持っている人だとも言えます。

このように天乙貴人は人生における悪い運を平らな運に変えたり、上昇気流をさらに飛躍させてくれる力強い星です。

 

天乙貴人の算出方法

天乙貴人ですが、興味持たれました?

守り神ですから「わたしの命式中にあるの?ないの?」「わたしは守り神に守られているの?守られていないの?」って思いますよね。

天乙貴人は生まれた年と生まれた日から算出します。算出方法は機械的に○○年だから丑と未が天乙貴人ですね、となります。同じように○○の日生まれだから子と申が天乙貴人ですね、となります。生年月日がわかって、生年月日を四柱推命命式に変換すると出てきますので、あとは当てはめるだけです。

これはインターネットでも調べたらわかるので簡単にできます。

 

わたしと貴人との関係

天乙貴人は守り神だといいました。天乙貴人は命式中に存在している人もいます。わたしの天乙貴人がある時期に巡ってきていることもあります。

では他人だったら?

ある人がいます。その人の命式を調べたら「わたしの貴人を持っておられた!」。

こういう人は?もちろんわたしにとってとても大切な人になります。相性とかそういったものではないけれど、わたしにとって大切な人になる可能性がある。

ただ、相性を観るときにお互いの天乙貴人を用いることはあまりないです。でも、わたしから見た天乙貴人の人はただのそうでない人よりは助けになる、かもしれない。だからと言ってパートナーとかご自分の周りにいる人を天乙貴人の有無で判断しないでくださいね。この広い広い地球上で出会えた人は間違いなく縁のある人。「天乙貴人じゃないからポイッ!」ってしないでくださいね。

 

天乙貴人になれない干支

天乙貴人は生まれた年と生まれた日から算出します。

丑とか未とか、いわゆる十二支に属するものが天乙貴人となります。甲から観ると丑と未が天乙貴人となる、といった感じです。

十二支あるのですから十二支共に天乙貴人となることができたらよいのですが、そうではない干支もあります。それが辰と戌です。もしご自分の命式中に辰と戌ばかりの人は天乙貴人が命式中には存在しないということになります。

わたしから観たあなたの干支が天乙貴人だったら大切な人。そうだとしたら辰の人や戌の人は誰かのたいせつな人になれないのか?ということが浮かびます。

「そうではないでしょ」って思いますし、おそらくそうではない。辰の人や戌の人に人生を助けられた人もたくさんおられると思います。

ただ、辰や戌が関係する年月日、時刻の事故や災害は甚大な被害を起こしやすいようです。

 

辰と戌が作り出す世界

辰と戌。

辰というのは星の中心を現し、まさに天の中心のようなもの。

そしてその対極にあるのが戌。

辰と戌が天の門と地の門と言われるのはそういった意味合いからもあるのです。

辰と戌が天と地を現し、そのあいだに人がいる。

天乙貴人というのは尊いものかもしれませんが、人というものを超越したものが辰と戌。辰なんて言う生物は実物として存在していません。まさにファンタジーの世界です。

その対極に存在するのが戌です。辰と受け止めているのが戌。戌がいるから辰も存在している。

人に非ずなのが辰と戌です。

 

四柱推命というのは生年月日からその人の性質や能力、どういった運命を歩むかというところまで書いています。万物は五行で説明され、それがわたしという命式の中に書いている天乙貴人という高貴な人間ばかりでなく、世界を形成する辰がいて戌もいる。四柱推命命式にはその人の人生だけでなくあるひとつの世界が書かれているようにもわたしには思えるのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました