身体の流れと自然な治癒

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整体というのは、身体を作っていくということですが、その身体を作るというのはどういうことかということが問題です。重たい鉄の塊を何度も何度も持ち上げることで、強靭な筋肉を作成することを身体を作っていくことだと、どこかで思い込んでいます。そうかと思うと、脂肪が極端に少ない、傍目から観ると骨骨している身体を身体を作っていくと思う人もいます。

そうではなくて、ここでいうところの身体を作るということは、整体の身体を作るということです。

 

そのために整体操法や講座などをしているわけでして、みなさんの肩こりや食べ過ぎを治すためにしているのではありません。

 

身体を整えるということは、整体の身体を作っていくということでもあります。整体操法の場面で病気やその病態というものを治療しようという気は、ほぼありません。

 

なぜかというと、人が病気をしたり、何か病むことがあります。
たまには誰だってあります。
それは当然であり、自然な行為です。

まるで秋になると木の葉は落葉するようなもの。

落葉したからと言って、それが悲しいと涙を流して泣いたりはしないでしょう。
またいつかは芽吹くのですからね。

それでも、もう二度と芽吹かないのなら、多少は悲しいのかもしれませんけど。
そんなことはありません。

 

とにかく、そういった病気になるということも身体の中のひとつの流れであると考えます。

 

YouTubeチャンネル 整体人の昼下がりをご視聴いただいているみなさんの中にも、一生涯、これまでの人生の中で一回も風邪を引いたことがないという人は、多分いらっしゃらないと思います。

もしいらっしゃったら、それはそれで一度拝見させていただきたいお身体でもあります。

でも風邪を引いたりしながらも何とかここまで生きてきた。
そういう風に思いますと、風邪を引いたり、何となくあちこち痛いと思って、あれこれするけれど、それでも何となく毎日を生きている。

それが寿命です。
その天寿というものを全うするように、私たちは生きていかなくてはならない。

そのために整体というものを作るのです。

 

整体というのはどんな身体ですかと言うと、ツンとつついたら治る身体。
手を触れたらササっと回復していく身体です。

いわゆる病気そのものが、自然に経過していく身体を作りたい。

自然に経過する整体の身体を作る。
そういう意味では、整体を受けるという発想はおかしいということですね。
整体とは状態の言葉だからです。

「私、今日整体を受けてきた」とか「来週、整体を受けに行くんだ」という表現は本来はおかしい。

「あの人は整体なのか」「この人は整体じゃないのか」というのが正しい表現です。

 

整体の身体を目指す。自然と回復していく身体を求めるとなりますと、必然的にお付き合いも長くなります。

10年以上通ってくださっている会員さまもいらっしゃいます。

そういった会員さまは、整体の通われる前と後では、身体に関する考え方や健康に対する考え方が変わっていきます。
自然と共に変化し、病をサッと経過する身体を求め、日々を楽しく過ごしてまいりましょう。

 

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