わすれられないおくりもの
あけましておめでとうございます。
皆様にとって素晴らしい一年になりますように。
こんばんは。
今日は病院での出来事を。
私の勤めている病院は365日リハビリを行っている病院で、年末年始関係なくスタッフ代わる代わる働いていました。
もちろんスタッフみんな、家族や恋人、友達との貴重な時間を犠牲にして仕事に勤しんでいました。
今日はとてもステキな体験をさせていただきました。
あまりに感動したのでブログに書いてみました。
話は昨日に遡ります。
私は働く病棟が移動になったのですが、以前一緒に勤務していた女性の療法士さんに声をかけました。
何故かと言うとパソコンの前で同じ同僚の作業療法士さんとバタバタ話をしていたからです。
「どうしたの?」
「明日、調理訓練するんです。その申請書類を一緒に作っていて。ケーキを作ろうと思って。」
話を聞いていくと、彼女の働いているのは療養病棟という場所。
で、調理訓練する方は、もう余命宣告を過ぎた方。
「多分、もう最後の誕生日会です。
お正月も家族さんとあまり上手くいってないからか誰も来られなかったみたいで。
お祝いしてあげたいと思って。」
「明日14時からやりますから時間あったら来てください。」
行きましたよ!もちろんです!
忙しいから結局、数人しか集まることできなかったけど。
めっちゃ喜んでおられました。
午前中に調理訓練でゼリーケーキを作って、午後からハッピーバースデーを歌って。
みんなの歌声の中で本人様は涙が溢れて歌えない。
ハッピーバースデーの歌詞なのに、ずっとずっと「ありがとう、ありがとう」って口のかたちは動いている。
歌が終わっても、いつまでもろうそくを吹き消せなかった。
とてもステキな時間を過ごすことができました。
そうやって一人の人と寄り添って、大切に時間を過ごしたいと思います。
本日もお読みいただき、ありがとうございます。
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