2025年10月の風水コンサルティング|丙戌月の注意方位と土用期間

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10月8日、二十四節気の一つである寒露を迎え、暦の上でも新しい月となりました。
寒露とは、秋が深まり、朝晩の冷え込みとともに草木に冷たい露が降りる頃を意味します。

自然界が季節の移ろいとともに変化していくように、風水の世界でも月の変わり目は大きな意味を持ちます。

今月は丙戌月にあたります。
月が変わることで、私たちを取り巻く風水のエネルギーも大きく変化します。これは目に見えないものではありますが、古来より中国で培われてきた風水の智慧は、このエネルギーの変化を読み解き、私たちの生活空間をより良い状態に保つための指針を示してくれます。

新しい月を迎えるにあたり、住まいやオフィスの風水環境を整えることは、心身の健康と運気の向上につながる大切な習慣です。

今月特に注意すべき方位:西のエネルギー

今月、最も注意を払うべきエネルギーは、建物の中心からみて西の方位に位置します。この方位には今月特有のネガティブなエネルギーが流れ込んでくるため、適切な対処が必要となります。

特に重要なのは、玄関やベッドルームが西にある場合です。
玄関は氣の入り口であり、家全体のエネルギーに影響を与える最も重要な場所です。特に経済的な面での運に大きく関わります。
また、ベッドルームは、私たちの健康や運気に直接的な影響を及ぼします。
さらに、在宅勤務をされている方で、仕事部屋が西にある場合や、日常的に長時間過ごす部屋が西に位置している場合も、同様に注意が必要です。

これらの場所が西にあたる場合、金や水の五行のアイテムを配置することを強くお勧めします。具体的には、金属でできている物や金属製のオブジェなどが効果的です。風水の伝統的な手法として最も推奨されるのは、金属製の風鈴やベルといった、金属と金属が触れ合うことで音を発するアイテムです。この金属音が、ネガティブなエネルギーを浄化し、調和のとれた空間を作り出す助けとなります。

色彩の面では、金色、銀色、白色といった金属性の色を取り入れることも有効です。クッションやカーテン、小物などでこれらの色を配することで、西のエネルギーを穏やかに整えることができます。

一方で、今月の西方位では特に避けるべきものがあります。それは火の五行を象徴するアイテムです。キャンドルや赤いものなどの使用は、今月は特に控えたほうが無難でしょう。火のエネルギーは、今月の西に流れるネガティブなエネルギーを刺激し、増幅させてしまう可能性があるためです。

もう一つの注意方位:南東の病気の象意

西に加えて、今月注意すべきもう一つの方位が南東です。この方位には病気の象意があり、健康面での影響が懸念されます。

現在、身体に何らかの不具合を感じておられる方、あるいは体調が優れない方がこちらのエリアを寝室として使用するのは好ましくありません。可能であれば、一時的に別の部屋で休まれることをお勧めします。

しかし、間取りの都合などで寝室を変更することが難しい場合もあるでしょう。そのような時のために、比較的簡単にできる改善方法があります。伝統的な風水では「六帝古銭」というアイテムが用いられますが、これは清朝の六人の皇帝の時代のコインを組み合わせたものです。入手が難しい場合は、金属でできたコインを六つ置くことで代用できます。日本であれば、五円玉を六枚用意して配置するのも良い方法です。金属のエネルギーが、病気の象意を持つエネルギーを抑制し、健康運を守ってくれます。

個々の建物に応じた風水の考え方

ここまで一般的な方位の対処法をお伝えしてきましたが、実は風水はもっと複雑で奥深いものです。それぞれの家やオフィス、お店などは、建築された年と建物の向き(方位)が異なるため、内部に流れる風水エネルギーもそれぞれ固有のものとなります。

さらに、そこで暮らす人、働く人の生まれ持った運気によっても、同じエネルギーの影響の受け方は一人ひとり異なります。本格的な風水鑑定では、建物の「飛星図」と呼ばれるエネルギーマップを作成し、住む人の生年月日から導き出される「本命卦」と照らし合わせて、その人にとって最適な配置を提案します。

しかしながら、本日お伝えした方法は、最低限の凶を避けるという観点からのアプローチです。どの建物にも共通してやってくるネガティブなエネルギーに対処することで、少なくとも悪い影響を軽減することができると考えられています。完璧な風水環境を作ることは難しくても、基本的な対策を講じることで、より快適で調和のとれた空間を作り出すことは可能なのです。

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風水鑑定 手順・料金
〜風水とは〜「氣は風に散じて、水にとどまる」といい、古人はこれを集めて散らすことのない方法、氣のエネルギーを調節する方法を考え、これを風水としました。風水の概念は古代人の住居探しに始まりました。次第に知識は深みを増し、星の運行や時間の影響、...

 

土用期間の過ごし方:10月20日からの注意点

最後に、今月の重要な期間についてお伝えします。「土用の丑の日」で広く知られる土用ですが、実は年に四回あることをご存知でしょうか。土用は丑月、辰月、未月、戌月にそれぞれ訪れます。

今月は秋の土用にあたり、10月20日から立冬(11月7日頃)までの約18日間がその期間となります。この間は「動土」、つまり土を動かすことを避けたほうが良いとされています。

具体的には、家やビルなどを建てる際の基礎工事、住宅の増改築、また造園やガーデニングといった土を大きく動かす作業です。土用の期間中、大地のエネルギーは不安定な状態にあり、この時期に土を動かすことは、そのエネルギーの乱れを引き起こし、思わぬトラブルや健康への悪影響をもたらす可能性があるとされています。

ただし、すでに土用期間前から工事や作業を始めている場合は問題ありません。継続している作業であれば、そのまま進めて大丈夫です。重要なのは、この約18日間の間に新たにスタートすることを避けるということです。もし建築や造園の計画がある場合は、土用期間を避けてスケジュールを組まれることをお勧めします。

おわりに

寒露を迎え、秋が深まるこの季節、風水のエネルギーも大きく変化します。西と南東の方位に注意を払い、適切な対処を施すこと、そして土用期間の過ごし方に配慮することで、より良い運気の流れを作り出すことができるでしょう。

目に見えないエネルギーではありますが、古来から伝わる風水の智慧を日常生活に取り入れることで、心身ともに健やかに、そして運気を整えながら、この新しい月を過ごしていただければ幸いです。小さな工夫と意識の変化が、やがて大きな変化をもたらすのが風水の不思議な力なのです。

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