はじめに:今、私たちは「第九運氣」の転換点に立っています
現代社会は大きな転換点を迎えています。
これは風水で用いられる暦である三元九運が示す第九運氣の始まりと深く関係しています。
2024年から始まるこの20年間は、これまで私たちが拠り所としてきた「物質的豊かさこそが幸せ」という価値観が揺らぎ、「目に見えないもの」が主体となる時代が本格的に幕を開けるからです。
物価高騰、賃金の停滞、格差拡大といった現実は、この大きな運気の流れの中で、旧い時代の終わりを告げる現象だと言えるでしょう。
物質社会の行き詰まり
私たちはこれまでお金や経済活動といった「目に見えるもの」を最優先する価値観のもとで生きてきました。親からも教えられましたし、学校でもそう習いました。テレビや雑誌もそのような価値観を提供していました。
しかし、この価値観がもたらした現実は決して理想的なものではなかったようです。米不足から生じた古古古古米の件ではありませんが、物が不足し、給与は横ばい、社会全体の不安は増しています。
会社に行っても「何か変」、主婦業をしていても「何か違う」と感じる。これは私たち人類が何万回と転生を繰り返す中で、同じことを何度も体験し、魂の奥底で「もうそろそろ飽きた」「何かおかしい」と感じ始めているからです。この感覚は従来の物質至上主義的な生き方から外れ、新しい道を探し始めているサインなのです。
特にこの第九運氣の時代は、これまでの第八運氣で築き上げられた物質的なシステムがその役割を終え、その名残りが徐々に消えていく過程にあります。これまでの「当たり前」が通用しなくなり、心身ともに不安定さを感じるのかもしれません。
価値観への疑問の芽生え
こうした現実を前に、多くの人が「お金や物で本当に幸せになれるのか?」という疑問を抱き始めています。この「何かおかしい」という感覚こそが、これまでのシステムでは処理しきれない、新しい価値観への転換を促す「バグ」のようなものです。この「バグ」は、社会システムの根幹を揺るがす、「見えない世界」からのシグナルです。
「バグ」を拾う人と拾わない人
この「何かおかしい」という感覚に対する人々の反応は二分されています。 この感覚を拾わない人々は、従来の価値観にしがみつき続けます。物質的な成功のみを追求し、競争社会の中でより多くのお金や地位を得ることに全力を注ぎます。彼らにとって価値観の見直しは脅威であり、現状維持が安全だと考えるのです。
一方、この感覚を拾う人々は、物質社会からの脱却を模索し始めます。彼らは、お金や物では得られない幸せが「目に見えないもの」、すなわち「光」や「魂」といった領域にあることに気づきます。「内なる光」を求めて、人間関係や精神的な豊かさ、そして内側の探求へと意識を向けるのです。
「バグ」を大切にする意味
なぜ、この「何かおかしい」という感覚を大切にする必要があるのでしょうか。それは現在の社会システムが明らかに限界に達しているからです。
物質的豊かさの追求は、環境破壊、精神的な疲弊、人間関係の希薄化、社会の分断など、数多くの弊害を生み出しています。
私たちは肉体という感覚、思考という活動、感情という波、それらすべてが自分を構成する要素の一部ではあるものの、それが自分のすべてではないことを知る必要があります。これまでの時代が「目に見えるもの」を追い求めるあまり、人間本来の「霊的」な側面が疎かになってしまったのです。
私が整体を長年続けてきた経験から言えるのは、身体の不調は心のあり方や霊的な側面と深く結びついているということです。例えば腎臓の働きを司る腰椎3番の骨がずれると身体のだるさが取れなかったり、肩甲骨の可動域が狭いと感情の幅が薄くなったりします。
これらは目に見える肉体と目に見えない精神や感情が、いかに密接に関わっているかを示す証拠です。
この「バグ」を拾うということは、これらの問題に真正面から向き合い、目に見えない本質の結果として現れている現象を理解し、新しい解決策を模索することを意味します。
新しい幸せに向けて
第九運氣の時代は物質的な豊かさを完全に否定するものではありません。どちらかではなくいい意味で言うと共存し、悪い意味で言うと混在する時代となるでしょう。
新しい価値観が生まれてくる過程で重要なのは、多様な価値観を認め合うことです。お金や物質的な成功も一つの価値として尊重しながら、同時に他の価値—愛、友情、創造性、精神性、自然との共生—も同等に重視する社会を築いていく必要があります。ここで重要なのは横に並べずに縦に並べることです。
明想はそのための最も強力な手段です。静かに座り、内なる光とつながることで、私たちは物質的な現実は、目に見えない本源、本質の結果に過ぎないということを感じられるようになります。
結論:「バグ」がきっかけ
「何かおかしい」という感覚は、私たちが新しい時代を生きるためのきっかけです。この「バグ」を大切にし、それが示す方向性を探求することで、物質社会の限界を超えた、より豊かで持続可能な社会を築くことができるでしょう。
変化には勇気がいります。しかし、現在の行き詰まった状況を打破し、真の幸せを見つけるためには、この小さな「バグ」の声に耳を傾けることから始めなければなりません。
そしてその声に従って明想し、内なる光を顕現すること。
一人ひとりがこの感覚を拾い、大切に育てていくことが本当の幸せに繋がっていくのだと思っています。


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