夏から秋へ、皮膚に刻まれる季節の記憶
今年もまた厳しい夏が過ぎ去ろうとしています。
連日の猛暑で汗をかき続けた私たちの皮膚は、今、大きな変化の時期を迎えています。
実はしわができやすいタイミングは、この夏から秋にかけての季節の変わり目です。
夏の間、私たちの皮膚は大量の汗とともに伸び縮みを繰り返してきました。汗をかくこと自体は、体内の熱を効率的に放散する優れた生理機能です。適度な発汗は健康維持に欠かせません。しかし、今年のような記録的な猛暑では話が変わってきます。
過度な発汗により皮膚が必要以上に伸びてしまうと、涼しくなった時に完全には元の状態に戻りきれません。秋が近づき、皮膚が収縮しなければいけない時になかなか縮むことができない。この「伸びた皮膚が縮まらない」現象が、しわやたるみの直接的な原因となります。
皮膚は第二の脳?感覚器官としての重要性
多くの人が皮膚について考える時、美容や見た目の問題に焦点を当てがちです。しかし、皮膚の本質的な役割は、それよりもはるかに深く、私たちの心と密接に関わっています。
私たちは「耳で音を聴く」と考えがちですが、実際には「皮膚で意味を聴いている」のです。相手の言葉を真に理解し、納得に至るプロセスの中心にあるのは皮膚感覚なのです。
この現象は音楽を聴く時にも現れます。美しいメロディーや心を揺さぶるリズムを感じる時、私たちは単に耳だけでなく、全身の皮膚でその音楽を受け取っています。皮膚が敏感で柔軟な人ほど、音楽の微細なニュアンスを感じ取ることができるのです。
皮膚のたるみが招く「聴けない心」
ここで重要な事実があります。皮膚にたるみがある人や皮膚に何らかの異常がある人は、往々にして人の話を適切に聞くことができません。適切なアドバイスがあっても、それを受け入れることができません。
これは単なる偶然ではなく、皮膚感覚と共感能力には深い関連性があるからです。
皮膚がたるんでいると、その人の感受性も同時に鈍くなります。相手の言葉に込められた感情や真意を読み取る力が低下し、表面的な理解にとどまってしまうのです。
不寛容な社会の背景にある皮膚感覚の鈍化
近年、私たちの社会は「不寛容な社会」と呼ばれることが増えました。他者への共感が薄れ、異なる意見を受け入れることが困難になっている人が目立ちます。共感できないからこその多様性なのかもしれません。多様性というものの、他者を受け入れない姿勢は社会で散見しています。
この現象の背景には、皮膚感覚の鈍化があるのではないでしょうか。皮膚がたるみ、分厚くなり、感覚が鈍った人が増えることで、他者の微細な感情や立場を感じ取る能力が社会全体で低下しているのだと思います。
猛暑がもたらすリスク
今年のような異常な暑さは、私たちの皮膚に予想以上の負担をかけました。適度な発汗は健康に良いものの、過度な発汗は皮膚を過剰に伸ばし、秋になっても元に戻らないたるみを生じさせます。
このたるみは見た目の問題だけではありません。皮膚感覚の鈍化を通じて、相手の気持ちを理解する能力の低下につながる可能性があります。つまり暑すぎる夏は、私たちを感受性の乏しい人間にしてしまうリスクを秘めています。
皮膚お手当ての要所:ふくらはぎの重要性
皮膚感覚を回復し、維持するためには、適切なお手当てが必要です。美容液や乳液などのクリームを使って、皮膚の弾力を保ったり、皮膚そのものの保湿に努めることも重要です。
その他に重要なのが「皮膚の急処」と呼ばれるふくらはぎです。
ふくらはぎには皮膚全体の状態を調整する重要な急処が集中しています。
整体の世界では、独特のふくらはぎの緩め方があり、これにより全身の皮膚感覚を改善することができます。講座などでお話させていただく方法ですが、ふくらはぎを一度足の方向に押さえてから、頭方向に押さえる方法です。しばらくそこで癒氣をしていると不思議なことに、相手の息が一段深くなります。と同時にふくらはぎもフッと緩みます。これを繰り返していると、皮膚の状態も改善してきます。
また、皮膚は呼吸器との関連性が深いため、皮膚の急処であるふくらはぎをしっかりほぐすことで、呼吸が深くなり、深く眠れるという効果もあります。
心の健康は皮膚から始まる
皮膚感覚の回復は、単なる美容効果にとどまりません。敏感で柔軟な皮膚を取り戻すことで、他者への共感能力が高まり、人間関係も改善されます。相手の言葉の真意を感じ取り、適切に反応する能力が向上するのです。
この秋、皮膚のお手当てを通じて心の健康も同時に育んでみられてはいかがでしょうか。少なくとも、この記事をお読みいただいています皆さまには、相手の気持ちが分からないような人にはなっていただきたくないなと心から願っています。
まとめ:感受性豊かな社会への第一歩
皮膚感覚と心の健康の関係を理解することは、より良い人間関係と寛容な社会を築く第一歩となります。夏の疲れが皮膚に現れるこの時期こそ、適切なお手当てで感受性を取り戻し、他者への理解力を深める絶好の機会なのです。
毎日のふくらはぎお手当てから始まる小さな変化が、やがて大きな心の成長につながることでしょう。皮膚を大切にすることは、心を大切にすることです。


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