身体の歪みと命の循環

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われわれは愛光流の整体をしています。

一般的に整体をしていますと言うと、いろいろなところをバキバキする人。
「バキバキの人なのかなぁ」という風に思われるかもしれません。

愛光流の整体をものすごく簡単に言うと背骨を整えています。
その人の歪みそのものを否定しないで、その歪みを活かす。

最近の一般的な整体の知識では、歪みを正そうと、さも歪みが悪のようにも思われがちですが、本来であれば、歪みを否定する必要はありません。

背骨がまっすぐに伸びているということは、その身体は生きてはいないということです。
その身体からはすでに命が離れている。
命が離れた身体、死んだ身体は背骨がピンと伸びています。

歪んでいるということは、それはしっかりと生きているということです。

 

たとえば右に歪んできたら、左に戻そうとする。
そしたらまた左に行き過ぎる。そして左に行ったのを、また右に戻そうとする。

その繰り返しが生きているということです。
しっかり生きているということは、歪みと歪みを戻そうとする循環の中にある。

しかしそういうのは自分自身では自覚しにくいものです。

 

鏡を見る人は多いです。
ルッキズムが社会問題になっているくらいですから、古今東西、老若男女、誰もが外見を気にしていて、鏡を見る回数も多いことでしょう。

けれども、背骨を自分で観ることはできません。

自分の背骨がどうなっているかなんて、今の人たちは考えたこともないのではないでしょうか。

われわれはその人の鏡になって、背骨を映してあげる。
そして「あなたの背骨は今こうなっていますよ」というのを単純に説明するのが、われわれ愛光流整体操法指導者の仕事です。

そのあとで何をどうするかは、その人次第です。

その人がどのような選択をしようと、われわれは只息を細くし、その人自身、その歪み自体を見守っています。

 

 

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