医療制度のせい? アメリカの医師や看護師は、約半数が「燃え尽きている」
ぼくは以前理学療法士として病院で勤務していました。大阪の学校で医療従事者としての資格を取得し、その後家族と共に鳥取県に移住したのです。鳥取県では米子市にある病院に勤務し、外来リハビリ、療養病棟でのリハビリ、回復期病棟でのリハビリを経験しました。
ぼくの勤務していた場所は米子市のある地域だけなのですが結果として法人は2つ勤めたことになりました。
それは勤めている最中に法人が事業を継続することができなくなり、その事業を別の法人が引き継ぐというかたちになったので勤務地やスタッフは変わらないのですが別法人となりました。
その過渡期のときに介護保険の通所リハビリや老人保健施設でのリハビリも経験しました。
そんな中いよいよ法人が変わり、トップが変わり、事業が継続されていくのですが、上の方の立場の人で新しい法人に残った人はそれこそ大きな変化だったでしょう。しかし、ぼくのような一般の平社員は特に大きな変化は感じませんでした。最初のウチは。しかしそれでもいろいろと細かな部分は変化していき、その変化の中で受け入れられなかった人は退職して別の勤め口に変わって行かれました。
しばらくしてあれっ?って思ったのは、法人が変わって一番に感じたことは新しい法人になってからは数字のことをすごく言われだしたこと。売り上げや一日の実施単位数。セラピスト一人当たりの平均実施単位数やベッド稼働率における単位数の目標値など。まぁ国や県の公的な病院じゃないのでそういった部分も加味しないといけないのはわかっていたつもりだったのですが、そういった部分と自分たちの日頃の業務を照らし合わせながらリハビリを行っているのはどうなのかな?と思っていました。
今回、改めて振り返って思い出したのはこのような記事を見つけたからです。

この記事では
あなたを診てくれる医師がバーンアウトに苦しんでいる可能性は、これまでになく高そうだ。
全米医学アカデミーの最新レポートによると、アメリカでは医師および看護師の35~54%がバーンアウトの症状を抱えている。
その原因として
レポートの筆者たちは、こうした人々のバーンアウトは個人の問題ではなく、組織の問題だと指摘する。これには、旧態依然としたテクノロジーや働き過ぎの医学生、学生が金利の高い学生ローンに手を出さざるを得なくなるような高額な学費、病院内での同僚同士のサポートの仕組みの欠如などが含まれる。
さらに記事は進み、最終的には
全米看護師連盟とそのカリフォルニア支部の看護実習の責任者で、自らも看護師であるジェラルド・ブローガン(Gerard Brogan)氏は、多くの問題は医療現場で働いている人の助けにならない病院または医療当局による決定から生じていると言う。
疲れ切った医療者に診てもらいたいと患者さんは思うだろうか?そんなことはないはずですよね。自分の持っているエネルギーは別の人にも伝播してくものです。落ち着いた人といると自分も落ち着いてくるように。やかましい喧騒の中にいると自分の心もいらいらとしてくるように。
利益や数字も悠々楽々とクリアできる程度のものであるといいのですが、経営をする側にとってはどうもそうではないらしいです。
さらにブローガン氏は
医師、看護師、その他全ての医療のプロたちは、自分を魅力的に見せるために仕事をしているわけではない。彼らはコミュニティーのことを考え、コミュニティーの財産になろうと医学、看護のプロになった人々だ。その信念は、利益を目的とした医療制度と同じではない。
とまとめています。
休日が増えたらいいというものではない。お給料がたくさんもらえるからいいというものではない。わたしたちはひとりひとりがかけがえのない存在でありたいと思いながら、同じようなことを平等に与えられることを他人には望むのです。
個々の記事に挙げられた医師や看護師たちもひとりひとり異なっているのでしょう。そのホスピタリティやモチベーションもいつまでも均一で変わりない永遠のものだと他人からすると勘違いしがちです。
そういった意味では人間は不平等であり、平等になんてありえません。仮にみんなに平等にできることがあるとすれば、よくない方向にはできるかもしれません。たとえばみんなに平等に冷たくする、とか。みんなに平等に損をしてもらう、とか。
陰と陽の関係から観ても同じです。陰があって陽があるわけではありません。あるひとつのものが陰を呈したり陽を呈したりするのです。中庸が望ましいとはいうものの、それが陰に偏ったり陽に偏ったりして、中庸に戻そうとすることが生きることなのです。ある意味で言うと、中庸を目指すというのは生きる目的なのかもしれません。健全に不平等に。
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