自分自身がどういう人物なのかというのは誰もが興味あることかと思います。
人生におけるステージと言いますか立ち位置によっても変わります。たとえば中学三年生にもなると部活の先輩としてふるまう自分が出てきます。ついこの間までは後輩だった自分が、です。
結婚すると夫として、妻としてのふるまいがありますし、子どもができたら親としてのふるまいもあったりします。
ある程度一般化された「部活の先輩ってこんなもの」とか「夫ってこうでしょ」とか「妻とはこうだ」とか「親としてはこうあるべきだ」などと言ったものに振り回されつつもなんとか近づこうとします。
自分らしさとか自分が本当にやりたいこと。それと一般化されて何とか近づこうとしているものとのギャップ差を感じながらもなんとか日々すり合わせようとしている方がほとんどなのではないでしょうか。
そう考えますとパートナーができたり、家族ができたりしたときに人はほんとうの自分というものを見失っていくのかもしれないな、などと思ったりもします。
ある人のTwitterを見ました。
岸田奈美さんという作家さんです。ご存じですか?
少し印象深かったのでご紹介させていただきます。
幡野さんとオカンが話してた「自己肯定感は大人になると上がらない。自信はつくけどね」が衝撃だったけど同時にとても救われて、自己肯定感を必死で上げるより、低いままの自分とどう付き合うか、自信を失っても思いつめない、嫌なことより好きなことと努めて出会うとか、そういうのでええんやな……。
— 岸田奈美|京都在住 (@namikishida) August 1, 2022
自己肯定感は大人になると上がらないらしい
です。
その真意はわかりませんが、自己肯定感って高くしようとか上げようと多くの人が思っていて、それが大人になったらちょっと難しいよ、という話。
自己肯定感が高い方が、上がっているほうが生きやすいということなのでしょう。
自己肯定感が低くなるように、下がるようになっている世の中の構造なのかな、とも。
自分を知ることはみなさんが思っている以上に重要なことです。
占いが流行してきていることも起因しているのでしょう。わたしも知り合いが「こないだ算命学観てもらってね」とか「占星術では○○と言われてね~」とか言っている。
算命学、西洋占星術、マヤ暦など・・・ほかにもいろいろとあります。
わたしは四柱推命を学び、活用しています。算命学や西洋占星術、マヤ暦などはほんの少ししかわかりませんので、みなさまの前で披露するようなものではありません。四柱推命も星の運行などを活用しますから東洋のものと西洋のものと大きな違いはないと思います。実際に四柱推命で観ている「午」とかありますね。あれも星の運行ですから、似たようなものです。
さて、四柱推命も生年月日を用いて推命命式を作り、読み解いていきます。
八つの文字、四つの柱からなるものは、その人自身を現します。
そこにあなたが現れている。
そこにあなたが書かれている。
一般的に「妻としてのあなた」や「親としてのあなた」。
そしてこの世に「生まれ落ちたままのあなた」。
わたしたちは一般生活、毎日の生活に一生懸命です。毎日の生活に手を抜いていますという人は謙遜なさっているのでしょう。誰だって生きることに一生懸命です。
その「一般的なあなた」と「生まれ落ちたままのあなた」をすり合わせて生きている。
でもそれがうまくいかないのは「生まれ落ちたままのあなた」のことをよく知らないからです。
だから自己肯定感がどうとか言う。
「生まれ落ちたままのあなた」がわかっていればそこに立ち返ればよい。
たとえば丙(ひのえ)の人。
丙は太陽です。太陽ですから多くの人の注目を集めてしまいます。何気ないことでも大したことないことでも丙の人がしたり、言ったりすると大きく取り上げられてしまったりします。
じゃあと言って隠れてもいいですけど、そんな太陽は見たことがない。
太陽ってブワッと全体を暖かくする。ブワッと全体を明るくする。その日差しの強さが弱い植物を枯らしてしまうこともあるけれど、それでも今日も太陽は昇る。
たまに落ち込むこともありますが、それでも太陽は昇るのです。
北風と太陽という童話もありますね。
昔、とても傷ついた経験があります。誰でもそういった経験のひとつやふたつありますよね?
目の前が真っ暗で、どうしようどうしようって思いました。
それでも朝はやってくる。太陽は昇り、朝になる。
何となくその温かさに癒され、つい見上げてしまう。上を向いていると涙もこぼれないものです。
落ち込んでいるのに空気読めよ、と思わないでもないですが、それも太陽のいいところ。細かいところは苦手でいい。きめ細かい太陽なんて見たことがない。とくに最近の太陽というか異常な暑さはどうなっているんだ?少しは遠慮したらいいのにとも思います。
「妻としてのあなた」と「親としてのあなた」と「丙の人であるあなた」たとえばそういったものが手元に並んでいたとしたら、うまくすり合わせながら毎日を過ごしていけそうだと思いませんか?
四柱推命を単なる占いやなんかだと思うのは、とてももったいないことだと思います。
わたしは四柱推命を行っています。
もしご興味ございましたら、下記リンクからお願いいたします。
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