お茶ではなくお水です

ホームページ内ブログ

以前、このような記事を書きました。
まだお読みになられておられない方がいらっしゃいましたら、この機会にお読みいただけたらと思います。

 

水の飲み方
整体を学ぶ前と後では当然ですが、知識が増えました。西洋医学を学んできた私としては整体の知識はとてもおもしろいものがたくさんありました。 今回はちょうど季節的にも合っていると思いますので、ご紹介します。 それは水の飲み方です。 えっ!って思う...

 

整体を学ぶ前と後では当然ですが、知識が増えました。西洋医学を学んできた私としては整体の知識はとてもおもしろいものがたくさんありました。

今回はちょうど季節的にも合っていると思いますので、ご紹介します。

それは水の飲み方です。

このような書き出しで始まりますが、整体を学ぶ前と後では、知らなかったことを知ることができました。

 

涼しくなったら起きること

 

季節。
少しずつ暑さが和らいできています。日によっては、日中暑い日もまだありますが、それでも今年の長かった真夏の暑さに比べたら、涼しくなりました。

あの頃、昼間は殺人的な暑さで、日なたに出るだけで本当に死ぬ思いでした。
「なぜ地域にある資源ごみ回収ボックスに捨てに行くだけなのに、これだけ汗が出るのだろう?」照り付ける日差しに煞(さつ)を感じました。

煞(さつ)というのは風水で使用する言葉ですが、悪いとか、よくないという意味です。
反弓煞とか木煎煞というのはよくない風水として有名です。

余りにも強すぎる日差しに煞(さつ)を感じました。

今年の夏くらい強すぎる日差しは煞(さつ)に決まっています。いいはずがない。
命の危険を感じさせるほどの強い日差しでした。

 

それに比べたら、涼しくなりました。
涼しくなったことで起きる現象が、あまり水を飲まなくなることです。

のどが渇くことが少なくなりますし、暑さを感じる機会が少なくなりますから、必然的に水を飲む機会が減ってきます。汗をじゃんじゃんかくことも減ってきます。

できたら、水を意識的に積極的に摂っていただきたい
意識的でないと水を摂らなくなるのが、暑さが緩み、涼しくなってきたこの頃なのです。

 

「私、お茶飲んでいるんですけど」

 

こう言いますと、「私、お茶は飲んでいるんですけど」とおっしゃる方がおられます。
しかし飲んでいただきたいのは水です。

お茶では健康になりません。
お茶は血液をきれいにしませんが、水は血液をきれいにする作用があります。

 

人間の身体に必要なのはお茶ではなく水です。それを証拠に人間の身体を細かく調べていっても「お茶」という成分は検出されません。生理学的にも生化学的にも身体の機能に必要なのは水であり、お茶ではありません。

人間は十月十日、羊水の中で成長します。
小さな小さな受精卵だった人間は、十月十日かけて、赤ん坊まで育ち、生まれてきます。

羊水は水です。お茶ではありません。

 

このように考えますと、水は人間の健康に必要なものであることがわかります。
一方でお茶はホッとするひとときや気分を切り替えるときに必要なのかもしれません。温かいお茶を飲むとホッとするのは、生活を営んでいくうえでとても重要なことだと思います。

お茶の色、香り、食事やお菓子と合わせると一段と引き立ちます。精神を豊かにする効果があるように思います。彩りという言葉がぴったりでしょう。お茶は人生に彩りを与えるものだと思います。

お茶を飲んでいる人は精神的には豊かなのかもしれません。

 

水がいい理由

健康ということに目を向けますと、水をやはり飲んでいただきたい。
身体の素材となっているものですから、足りないとなると現場が困ります。
材木がないのに家は立ちません。釘や道具がないと組み立てようもありません。材料があっても大工さんがいないと作業は進みません。
水は身体が活動していくうえで必要なのです。

 

水は血液をきれいにします。
血液は酸素を運ぶ役割をしています。
酸素がないと身体活動はできませんし、大脳も活動することができません。
酸素を運搬する役目を血液は行っています。

血液の汚れは、いろいろな機能不全が起きる原因となります。

その血液の汚れをきれいにするのが水です。

まるで水で血液を洗っているかのようです。
聖書でも水は不浄なものを清めますから、水で洗礼するのです。

水は血液をきれいにします。
ということは、きれいにする水には拘りたい。
浄水器は必要だなと思います。

水分という誤解

飲んでいただきたいのは水です。

水と水分とでは誤解があります。
ちなみにコーヒーを飲んでいては水分を摂っているとは言えません。
整体操法の現場でも「水を飲んでください」と申しますと、
「コーヒーで水分は摂っているのですが」とお答えになられる方がいらっしゃいます。

コーヒーは水ではありませんので、水分を摂っているとは言えないのです。
それで水分というとややこしい言い方になりますので「水を摂って下さい」とお伝えするようにしています。

私たちは日常的に、のどが乾いたときに何か飲みたいと思います。
「のどが渇いたぞ~!」という指令が来た時にお茶やコーヒーを選択する。
お茶やコーヒーを飲んで、身体が本当に満足しているとは私は思えないのです。水が足りないのに、不必要なものが入ってきたからです。
しかしお茶やコーヒーを飲んだので、私たちは水を飲まずとも満足しています。すっきりしています。
身体としてはまだ足りていないのに、私たちの何が満足させているのでしょうか?
何をもってすっきりしているのでしょうか?

これは大脳の誤解、錯覚です。大脳はわからない。大脳は身体ではありません。
偽身体であり、偽本人が大脳だと言える。
ですので、意識的に水を選択し、飲む必要があるのです。

水は血液をきれいにする

実際に血液をきれいにするのは腎臓の役割です。
腎臓が血液をろ過することできれいになります。
腎臓は体内のフィルターのようなものです。
フィルターが汚れていると、フィルターを通ってくるものも汚れています。

エアコンなんかもそうですよね。暖房を冷房の切り替えの時くらいしかしないですけど、フィルターを掃除するとかなりほこりが溜まっています。
ほこりまみれのフィルターを通した空気を吸っていて本当に大丈夫なのかと思いませんか?
慌てて掃除します。

腎臓もきれいにしないと目詰まりを起こします。腎臓の目詰まりをきれいにするには水溶性の食物繊維が必要です。そして水です。水溶性の食物繊維と水が腎臓をきれいにし、そして血液をきれいにするのです。

ですから血液がドロドロとかネバネバとかいう人は、とにかく水を飲んだ方がいい。血液の性質は健康問題に大きく関わりますから、「心配だ」という人は水を飲むことをおすすめします。

水はとても身近なものです。水が身体を作りました。飲料はジュースとかお茶とか、種類もいろいろありますが、最終的に必要なものは水です。冷蔵庫にお茶が入っているご家庭が多いかと思います。普段はそれでもいいと思います。しかし意識的に水を飲む機会をぜひ作っていただきたい。

 

お茶と水

お茶というのは人間の精神的なものに関係しているのだなと思います。お茶の道は茶道です。道というくらいですから、道を通じて人間の精神を鍛えようとしている。人間の精神をブラッシュアップするものが茶道であり、お茶なのです。
ちなみに山陰地方で松江市などはお抹茶を飲む文化が根強く残っています。

水の道?水道です!
水道というと公共サービスの中でも最も打ち切りが遅いものとして知られています。水がないと、水が止まると生きられないことがわかっているからです。ガス、電気、電話、いろいろな公共サービスがありますが、やはり水は特別なのです。

 

水が命に必要だという例としてもうひとつ。
想像してみてください。
もし命がなくなろうとしている時、「み、水っ~!!」って言いません?
「お、お茶っ~!!」って言うでしょうか?
「た、炭酸ジュースっ~!!」って言うでしょうか?

多分言わないと思います。やはり水だということです。

しかしお茶が悪くて水がいいというものでもない。用途が違うだけです。
今回は身体というものを題材に書いていますから、水をとり上げましたが、水とお茶の間に絶対正義なんかあるはずがありません。

何でもそうだなと思います。
善悪は立場を変えると、コロコロ変わるのです。

 

今回は積極的に水を飲みましょうというお話でした。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました