整体の話:老いながらも生きる

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今回の配信がいつになるのか?
わかりませんが 収録が節分前ということで 豆を煎りました

節分を迎え 立春を迎え 新しい年になります
新しい年になると いいことがあるとうれしい
新しい年を迎えると 新しいことができる氣がする
暦が変わることで 新しいことが始まるのは 確かなことです

新しい年になると ひとつ歳をとります
ひとつ歳をとるということは ひとつ老いるということですが
老いていくことで お手洗いが近くなったりしてきます
たまに何かをしてみて お手洗いに行く回数が減ったりもしますが
またお手洗いに行くようになる
そうやって小便を出しているのだなと思う

最近の風潮では 老いを退散させようとしていますが
老いと向き合うのも整体のひとつです

老いを滅却させるのではなく 老いながらも その中で整体として生きようとする
そんな生き方がいい感じだと思います

ある意味で整体は死を見つめている
その人が安らかに死ぬということは 活き活きと生きているということ
活き活きと生き切ったということです

生き切るということを整体は考えています
病気は生まれ変わる瞬間だと考えています
魚化龍とはそういう言葉です

病に伏して 高熱を出して唸っていたけれども
経過した瞬間 龍のごとく活き活きと軽快に駆けだす様を描いています
病すら味方にしよう 毒すらクスリにしていまえ という整体特有の考え方です

弱いし必要性がないから死んでいくのではなく
自然になくなって 消えていくということではなく
人の命を感じ入ることが整体です

老いるということは 他の人に思いを馳せる能力でもある
若いときは そういうことはわからない
歳をとるとわかるようにもなる

老いと向き合うことは誰も経験したことがありません
誰もが初めて行うことです
いばらの道ではなく 明るく楽しい道のりをこれからも歩いていきたいです

 

 

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