第12回 整体人の昼下がり

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秋になってくるとだんだん冷えてきます
足もとの冷えには注意しないといけないというのは整体のセオリーです

 

秋になると朝一番に足が冷えてくる
朝一番に足が冷えると腎臓の異常が起きるわけです
腎臓の異常が起きてくると、どういうことになるかと言うと、腰が痛くなったり、耳がおかしい、 骨の異常が出てくるので関節の異常が起きたりするということもあります

でも関節炎だからと言って、関節を治療するのではなくて、これは腎臓を調整しないといけないというわけです

 

腎臓の調整をするにはどうすればいいんだろう?と言うと、朝一番の足浴をすればいい

これが一番いいわけですね

 

足浴は整体では常に勧められることですけれども、朝一番の足浴は秋だけです
ほとんどは夜寝る前です

 

朝一番、足浴をなぜするかと言うと、朝の温度が一番下がるのは秋なのです

冬じゃない
落差が付くのです

朝一番と日中との落差が一番激しいのが、秋

落差が大きすぎると身体の中に、どんどん冷えが入って行ってしまう

冷えが深く入っていくと、身体がどんどん壊れていく
特に腎臓が壊れていくのです

 

偽のリウマチなどが流行るのもこの時期です
症状はリウマチのようなのに、検査をしてもリウマチの所見は出ない

これは偽のリウマチです
偽痛風などもそうです

それは腎臓の異常なのです

それと汗の異常

汗をかいて、涼しい風を受ける
すると汗がもう一度身体の中に入ってしまう

これを整体では汗の内攻と呼んでいます

 

汗の内攻は身体の節々の痛みの原因になります
それは足浴をすることによって外に出すことができます

後頭部に蒸しタオルをしてから、足浴をすると、より一層出ていきます
髪の毛が濡れないよう、乾いたタオルを置いて、そこに熱い蒸しタオルをあてます

 

それが一番いいのですが、後頭部の蒸しタオルの話をしますと、だいたい「ビニール袋に入れてもいいですか?」と聞かれますが、好ましくありません

「じゃあ湯たんぽでもいいか?」とも聞かれますが、それも好ましくありません

 

蒸しタオルは蒸気があることと、徐々に冷めていくということが重要です

「何ならカイロは?」なんていう人もいますが、カイロは乾いた熱ですから、好ましくありません

 

単に「温めたらいいんだろう」ということで、危険なことをなさる方もおられます

蒸しタオルをぜひなさってください

 

後頭部の蒸しタオルは、実は難しいのです

身体の反応出方も大きい

身体が疲れすぎていて、後頭部に蒸しタオルをすると、急激に高熱が出ることもあります

高熱が出ますので、怖くなってやめてしまう人もいますが、本当はやめずに続けることで、高熱が出て、そのあとで本当に身体が生まれ変わるのです

 

しかし高熱は危険なこともありますから、見極めることが非常に難しいです

ですので、整体の指導者の指示を仰ぎながら、行うことが望ましいでしょう

 

後頭部に蒸しタオルや整体指導者が癒氣をしていると、汗が出てきます
このときの汗は色がついていたり、においがしたりします

それは身体内の毒物が汗と共に排出されているからです

 

季節の変化は後頭部から生まれます
春も秋も後頭部から始まります
秋の後頭部は引き締まっているはずです

 

整体は固い筋肉を揉んだり叩いたり引っ張ったり伸ばしたりする技術ではありません

癒氣をして行きながら、身体がそのようになって行く

身体がその中で起ころうとしている出来事を邪魔しないものです

 

整体が癒氣をすることは症状を早く止めようとは思っていない

止まるときに止まることがわかっているのが整体なのです

 

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